人の気持ちを考えられても
やっぱり感じることはできなくて
頭ではわかっていても
やっぱりひどいことをしてしまう
多くの無責任な言葉を投げて
後は知らんぷり
嫌悪感を感じることはあっても
それは相手の気持ちを感じているわけではない
相手のことなんて何も感じることができない
肌、肉体なんてものよりはるかに分厚い破けようもない何かがあって
わかっていながらも肌をかさね交わろうとする
どれだけ肌をかさねた人も
当然分かりえる、感じあえることはなくて
やっぱりひどいことを言う
「他の人と幸せになるのを願ってる」って
何それ?
こんな言葉を
若干の嫌悪感でフッと投げる
受ける人の気持ちなんて感じることが出来ないから
もはや完璧なまでの自己主義、自己愛
投げ、受けたことで
世界は二つ以上の決して交わらない感情があるのだと気付いた
交わらないにしても
触れること
出来ないのだろうか